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心の病

昨年度、心の病で休職した教職員が5274人だったことが発表されました。10年前の約2倍、ここ数年は毎年5000人を越える高い水準が続いていることも明らかになりました。モンスターと呼ばれる保護者への対応、○○プロブレム、一向に減ることのない事務量など、病の要素は枚挙にいとまがありません。学校現場にお互いを支え合うゆとりが消え、周囲に相談出来ずに自身で抱え込み休職へと追い込まれていく…。現場では予算の削減もあり、臨時職員が増えています。最近でこそ採用試験も見直しが始まりましたが、臨時はあくまで臨時です。当前臨時職員の中には、正規の職員になりたい方が多数いらっしゃいます。教職員のみならず、指導を受ける子ども達のためにも予算をしっかり確保して正規の職員を増やすべきです。責任と自覚を持つ職員が増えることで上記の要素も多少解消するのではないでしょうか。その他、学生時に教職員としての適格性を見分けることや、採用試験の内容、再任用のあり方など、改善すべき点はまだまだありそうです。